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名古屋神宮前自習室ブログ

2017/04/16 /

英検1級合格勉強法

英検1級合格勉強法

 

英検1級に一発合格した方に勉強法を寄稿していただきました。

 

絶対的な成功法や練習への正解があるわけではないですが、読者の皆さんの英語の勉強の参考になればと思います。

 

私は中学高校と通常の県立の学校に通っていたので、特別帰国子女のように英語へのアドバンテージがあるわけではないですが、普段の勉強とテスト前の英検にフォーカスした対策で英検1級に一発で合格することが出来ました。まず英検1級とはどのようなテストなのでしょうか?

 

 

1級は、英検の試験において最終目標となる級です。広く社会生活で求められる英語を十分理解し、また使用できることが求められます。資格としての活用も入試優遇、単位認定、海外留学など広範囲に渡り、とくに通訳案内士(ガイド)試験の外国語(英語)の筆記試験が免除されるなど、高い評価を得ています。試験内容は、一次試験(筆記とリスニング)と二次試験(面接形式のスピーキングテスト)に分かれています

http://www.eiken.or.jp/eiken/exam/grade_1/

 

日本英語検定協会によると現在英検1級の資格を海外留学の選考過程の際に使えたり、英検1級の資格で通訳案内士の英語の筆記試験をパスすることができるそうです。TOEICやTOEFLとは違った価値があり、挑戦する価値のあるものとなっています。

 

 

問題内容

英検1級は他の級同様、リーディングとリスニングからなる一次試験とそれをパスした受験者に受験資格が与えられる面接官との2次試験からなっています。

 

リーディング 短文の語句
空所補充
文脈に合う適切な語句を補う。 25 短文
会話文
4肢選択
(選択肢印刷)
長文の語句
空所補充
パッセージの空所に文脈に合う適切な語句を補う。 6 説明文
評論文など
長文の内容
一致選択
パッセージの内容に関する質問に答える。 10
ライティング 英作文 指定されたトピックについての英作文を書く。 1 (英作文なので
問題文はない)
記述式
リスニング 会話の内容
一致選択
会話の内容に関する質問に答える。
(放送回数1回)
10 会話文 4肢選択
(選択肢印刷)
文の内容
一致選択
パッセージの内容に関する質問に答える。
(放送回数1回)
10 説明文など
Real-Life形式の内容
一致選択
Real-Life 形式の放送内容に関する質問に答える。
(放送回数1回)
5 アナウンスなど
インタビューの内容
一致選択
インタビューの内容に関する質問に答える。
(放送回数1回)
2 インタビュー

http://www.eiken.or.jp/eiken/exam/grade_1/detail.html

(筆記100分、リスニング約30分)

 

 

勉強法

英検1級を目指す受験者の皆さんには英検準1級程度の実力をすでにお持ちだと思います。英検1級の合格を目指すうえでまずは、過去問を解いてみましょう。英検は時間制限の厳しいテストではないので、時間制限をつけて、本番のように受けてみましょう。ここで6割ほどとれていれば、合格はさほど難しくないでしょう。過去問は公式のwebページからダウンロードが可能です。

 

 

過去問を一度解いた後

過去問のセクション別得点率から自分の苦手なセクションを分析します。また、時間を使いすぎてしまって時間内に試験を終わらせることが出来なかった人は、どのセクションで時間をセーブしなければいけないのかも考えましょう。

 

 

  • リーディングセクション短文問題の得点率が低かった場合
  • リーディングセクション長文問題の得点率が低かった場合
  • リスニングパートの得点率が低かった場合

 

 

1の人は単語力が足りていません。英検1級の単語は非常に難解なものが多く、知らないと解けない問題がたくさん出てきます。逆に言えば知っていれば得点できるというシンプルなセクションですので、単語力を強化してしまいましょう。短文パートが弱く、長文パートが強かった場合は、単語力を補う推測力や選択肢を切る論理的思考力があることを意味しますのでこの場合長文に関してあまり心配することはないでしょう。

 

 

2の人は短文パートをクリアしているということですので、長文ができるようになるまであと一歩といったところです。個人的に短文パート特に語彙力が英検1級受験者にとって最も大きな課題だと思います。長文問題は単語力の増加とともに簡単に感じ、単語力があるのであれば、しっかり正しく読み根拠を持った推論と決断をすることで点数は簡単に伸びます。過去問題集を買って勉強するようにしましょう。筆者はBBCニュースなどを日常的に読んで英文に触れる回数を増やすとともに語彙力の強化の練習としても使っていました。

 

 

3の人は英語を聞く練習をする時間をたっぷりとりましょう。リスニング教材を買わずとも、世界には英語を母語として話す人がたくさんいます。また、昨今のスマートフォンの普及により、iPhoneではPodcastで英語のチャンネルを無料で聞けますし、英語のプレゼンテーションとして有名なカナダのTEDのアプリをスマートフォンにインストールして聞くのもよいでしょう。

 

 

 

単語の強化は旺文社の英検1級出る順パス単などを使って効率的に、頻出単語を勉強するのがお勧めです。旺文社の教材はターゲットシリーズ然り、パス単シリーズ然り、実際に分析のなされたデータに基づく単語をリストアップしているので、試験勉強に向けて非常に効率的です。音読しながら声に出して覚えてリスニングセクションで単語を聞き逃さないようにしましょう。

 

出る順パス単

 

 

私個人の英検1級に対する見解としては、ずばり合格は難しくない、です。英検1級の試験問題自体は非常に上級学習者向けの難しいものではあるのですが、合格に9割を必要とするなどのものではありません。目安としておよそ7割の得点率で1次試験を突破できるように作られています。すべてのセクションで満点を取る必要は全くないのです。そこが点数を取れるだけ取らなければならないTOEICとの違いとも言えます。

 

 

基礎レベルの英語は既にできている1級受験者の皆さんは英検1級を超えられない壁とは思っていないと思います。特に帰国子女ではなくても所詮読解とリスニングの試験だというくらいの気持ちで気楽に考えましょう!

 

 

また面接についてですが、審査項目はスピーチ・応答の内容、語い、文法、発音の正確さからなっています。これに関しては、短期的な練習で劇的に効果の上がる練習というものはありませんが、面接官とのダイアログよりも、自分のスピーチが重視されるため、自分一人で考えていることをそのまま口に出してしゃべるスピーキング力が大切になってきます。

 

筆者は横山カズ先生のパワー音読という本を主に使ってスピーキングの力を伸ばしました。もちろん英語というのは言語であって、一人でしゃべるものではないのですが、この本では制限時間と隣り合わせで集中した音読トレーニングを推奨しています。それによって、英語のフレーズを脳に定着させることができ、また正しい発音で脳にインプットすることができます。音読といってもランダムな文章を音読するわけではなく、英語を話すときに重要な核となる基礎表現をいろいろなパターンで学ぶことができます。例えば関係代名詞whichにフォーカスした文章では、whichが様々なコンテクストに出てきます。それを反復して音読することにより、自分の英語にwhichを様々なシチュエーションで使うことができ、非常に有効です。

CD-ROM付 最強の英語独習メソッドパワー音読入門

 

 

 

私が英検1級を受けて一発合格できたのは英検に対する分析と対策を怠らなかったからだと思います。自分の弱点が単語力の欠如だと気づき、試験の3か月ほど前から単語帳を始め、時間のある時は常に見るようにしていました。また、面接の審査項目に発音があると知って、スピーチの内容をシッカリしたものにするとともに、正しい英語の発音でしゃべることを心掛け、実際に発音の評価はフルスコアを得点することができました。

 

皆さんも各々の弱点を分析し、今後の勉強に役立ててください。読者の皆さんが英検1級に合格することを願っています。

 

 

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